保育系短大を出るメリットは?保育士業務で役立った事
保育系短大を出るメリット
私は保育系短大を卒業し、在学中に保育士資格を取得しました。
最近は専門学校などを利用して保育士になる方も増えているようですので、
ここでは自分の経験を生かして、「保育系短大を出るメリット」を書いてみたいと思います。
ぜひご参照ください。
もくじ
メリット① 保育系資格が取れる
保育系短大を卒業する最大のメリット。
それは、なんといっても卒業と同時に保育系の資格がとれることではないでしょうか。
私が卒業した短大では卒業と同時に
- 幼稚園二種
- 保育士資格
などが取得できました。
この二つの資格はもちろん自分で勉強して取得することもできますが、正直かなり大変です。
短大へ行けば寝てても‥とまではいきませんが、程々に授業、テストをこなし卒業できれば自動的についてきます。
私の職場仲間で幼稚園二種のみ学校で取得し、その後保育士免許を働きながら取得した方を知っていますが、3年かかっていました。
そういった点では短大で取得できる資格と自分が働きたい職場を照らし合わせて必要な資格が取得できる短大を考えていくことがとても大事ですね。
また、保育系短大には同じ方向の夢を持った仲間が集まってくることになるので、日々切磋琢磨し刺激し合いながら向上していけることも大きなメリットではないでしょうか。
メリット② ピアノ技術が身につく
次に、短大で勉強したことで保育士業務に役立ったことは、まず一番にピアノです。
中学生の時から将来幼稚園の先生になりたいと思っていた私ですが、ピアノは皆無、短大への合格が決まった時に危機感をもち、やっと習い始めました。
ピアノに勝手に苦手意識があり、保育士についてよく調べもしないでピアノなんて習わなくてもなんとかなるでしょと思い込むようにしていました。
短大ではレベル別にグループで分けられ、課題曲を練習していきました。
練習した中に実際に就職した園で同じ曲を弾かなければいけないことがあり、一から曲を練習するとなると弾けるまで練習しないと出来ない私としてはとても助かりました。
また造形という授業があり、子どもたちが楽しめる絵の具の様々な技法や、身近なダンボールや粘土などで作って楽しみながら受けられる授業もあり、日々の園での活動内容を考えていく際に、短大の時にした絵の具の技法をしてみようかな?と実際の活動に繋げていくことができました。
メリット③ 実際の職場の雰囲気を学べる
なんといっても役に立ったことは各施設への実習です。
私は幼稚園、保育園、乳児院へ実習へ行ったのですが、やはり実際の職場の雰囲気を感じられる点、子どもたちと一緒に過ごしてリアルな反応を感じていける点、毎日正直大変でしたが日誌を記入し添削していただける点は大変貴重な体験でした。
それぞれの施設はもちろん、園によっても方針や活動などはかなり違ってくるので、それを就職する前から肌で感じていけることは大変有り難いし、力になります。
面接でもしっかり自分の思いや自分の強みを伝えることができるようになるでしょう。
保育の面接での「長所・短所」の伝え方
面接を受ける時に、長所と短所をどうしようかと迷う人もいると思います。
今回は、面接で落とされない「長所と短所の効果的な伝え方」についてお話します。
面接が近づいている人は、参考にしてください。
短所が一番大事!
短所をどう伝えるかが一番大事です。
伝えたいことが同じだとしても、言葉選びや表現方法を誤ってしまうと、マイナスな印象を与えてしまいます。
1つの短所が原因でお見送りになるケースもありますので、気を付けなければなりません。
また、長所よりも短所の方が印象に残ってしまった場合、その短所が気になってマイナスなことばかり目についたり耳についたりする可能性がありますので、気を付けましょう。
短所を聞かれた時、どう答えたら良い?
短所を答える際には「相手に良い受け取り方をしてもらえるようにする」ことを意識すると良いです。
言葉選びや表現方法を工夫することが大事です。
言葉選びの注意点
言わなくても良いキーワードは、言わないようにしましょう。
例えば...
- 「気が短い」「キレやすい」などのキーワードは、相手に怖い印象を与えてしまいます。
- 「(保育の転職回数が多い人が)飽き性だ」というキーワードを使うと、継続性がないのではないかと思わせてしまいます。
- 「人見知り」というキーワードは使い方によっては、社内の人間関係がうまくいかないのではないかな…という印象を与えてしまうかもしれません。
相手に、マイナスな印象を与えてしまう言葉は選ばず、いくつか項目を出し、よく考えて短所を選ぶようにしましょう。
長所・短所 それぞれの伝え方
長所の効果的な伝え方
長所に関しては、今回の仕事に合っているなと思ってもらうことです。
長所はプラス要素に繋がることなので、長所が原因で落とされたり、マイナスな印象を与えてしまうということはありません。
ただ、今回の保育の仕事で求める人物像とリンクするような長所であれば、評価としてもその長所は「今回の仕事に合っているな」という印象を与えることができるでしょう。
短所の効果的な伝え方
- エピソードをしっかりカバーしきれる言葉なのか
- 相手がそれを聞いた時に、どう感じるのか(マイナス要素が強すぎたら言わない方が良い)
このことを考えながら、短所を選んでいきましょう。
さいごに
こうして改めて振り返ってみると、教科書を通して学べる授業が土台となり、実際に体験できる実践的な活動が、保育士業務で非常に役に立っていくんだなと感じました。
保育士を目指すのであれば、保育系短大を卒業するのはおすすめです。
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