【保育士】過労死レベルの保育園から転職して変わった3つのこと

私(保育士)の保育園転職体験談

読者様から寄せられた保育の体験談記事を掲載しています。

私は20年くらい前に「インターナショナルスクール(幼稚園)」内で保育士として3、4歳児クラスを5年間担任しました。

ここでの日々はかなり過酷で、過労死を覚悟したほどでした..。

その後「認証保育園」へ転職して現在に至ります。

この記事では、私の転職エピソードを、できるだけ具体的に書いてみたいと思います。

色々と生々しい内容かと思いますが、ぜひお楽しみください笑

もくじ

過労死レベルだった保育園でのこと

インターナショナルスクールの保育士へ

わたし

英語苦手だけど、
インターナショナルスクールで保育士として働きたい..!

という夢があった私は、インターナショナルスクールの保育士求人に【英語力不要】とあったので、魅力を感じて申し込んでみました。

「働きながら英語力が身につくかも」

なんて淡い期待もあったと思います。

英語力必須の職場で四苦八苦する日々

ところが実際のところ、やはり外国人の保育士と組んで英語が飛び交う環境の中で保育をする為、【英語力は必須】でした。

わたし

英語苦手だけど、
求人情報を信じすぎてはいけません….!

自分の英語力が足りない事で子どもへのサポートが思うようにいかず、大変苦労しました。

しかも、経営者は「より高レベルな授業内容」を子どもたちに提供しようと、段々と保育士たちに色々と無茶振りするように変わってきました。

  • 英単語をイラストで覚えてもらいたいので、A~Zまで各文字で連想できる動物イラストを書いてくれ
  • 全ての園児が3ヶ月以内にA~Zを言えるようにしてくれ
  • 覚えが早い子用、遅い子用のドキュメントをそれぞれ用意しておいてくれ

などなど..「えっ、それ保育士の仕事なの!?」と突っ込みたくなるような無茶振りの連続。

持ち帰り残業はどんどん増え、寝る間も惜しんで働いていました。

当時(10年前)は「過労死ライン」なんて言葉は無かったですが、これを普通に超えていたと思います。

しかもサビ残..泣

極めつけは..

「英語の授業内容の改善に協力してほしい」

と呼び出され、経営に関する会議に参加させられたり、外国人保育士への日本語指導まで丸投げされるように..。

冗談抜きで最後の方は「外国人向けの日本語の先生」みたいになってました。

私、何度も言いますが保育士なんですけど!!泣

思うに、ブラック企業というのは一人の人間にまかせて良い仕事量の見積もりを間違えているのだと思います。

3歳の子どもに次郎ラーメンを食べさせて「残さず食べれるよね?」と言ってる感じです。

※例えが下手なのはご容赦ください..

それでも何とか期待に応えようと数年頑張りましたが..6年が限界でした。

かくして、私は転職を決意しました。


ささき
(管理人)

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基本的に出不精なので

「スマホで転職活動したい」

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(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)

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転職してからのこと

3ヶ月ほどの転職活動を経てたどり着いたのは、「企業から委託され運営する保育園」でした。

これが現在も私が働いている職場です。

転職当時、私は2歳児クラスの担任になりました。

わたし

保育施設が違うだけで、こんなに待遇や業務内容が違うものか..!

と衝撃を受けた事を覚えています。

学ぶことの多さに対応するのは大変でしたが、保育にだけ集中できる環境が新鮮でした。

前職で得た技術や知識も、無駄なく存分に活かすことができています。

特にリトミックや英語の歌が好評で、他の先生方からも「新しい風を吹き込んでくれた」と評価も頂き嬉しかったです。

正直、前職のことは辛い記憶でしかないのですが、こういったスキルを培うことができたのは良かったと思います。

どんな経験も無駄にはならないのですね。

保育園を転職して変わった3つのこと

転職して変わったことは大きく3つあります。

  1. 幼稚園と保育園の業務内容の違いを実際に働くことで学べた
  2. 残業代がきちんと貰えるようになった
  3. 残業が大きく減った

以前の職場は上司が帰らないと帰れない雰囲気で、しかも残業代が出ない所でしたが、転職後は必要な時だけの残業になり、お金もきちんと支払われるようになりました。

まぁ当然といえば当然ですが

この当然をありがたく感じるのが、保育業界の現実なんですよね…。

良い保育施設に転職できたことに満足しています。

さいごに~これから転職される方へ~

人それぞれ転職したい理由は違うと思いますが、転職理由が前向きなのであれば、勇気を出して自分で働く環境を変えてみるとプラスに動き出す事が多いです。

私は、一歩踏み出して本当に良かったと思いました。

そして転職した事で、前職の職場に対していろいろな技術を学ばせていただいた事に対する「感謝」の気持ちを持つこともできました。

今の職場環境に悩んでいる方は、ぜひ勇気を持ってその一歩を踏み出してみてほしいと思います。