保育士になって後悔した、辛い、辞めたいと感じている方へ。
保育園選びで失敗した私の実体験
読者様から寄せられた保育の体験談記事を掲載しています。
保育系大学を卒業し、夢と希望ドキドキで保育園を転職した私。
しかし、そこでは「話が違うよ!」と言う他ない辛い思いをたくさんしました。
今思えば「転職の方法、保育園の選び方」に問題があったようにも思います。
そんな私の失敗経験と、反省点を色々とまとめたのが本記事です。
これから保育業界や転職する方は、反面教師としてぜひご覧ください笑
もくじ
新卒で保育業界に入ってからのこと
保育系大学を卒業し、私が入ったのはとある家族経営の保育園でした。
求人情報では以下のような魅力的な表現がされていました。
- 通勤時間1時間以内
- 扶養内勤務
- 持ち帰りの仕事が無い
○○ちゃん(私)も保育園を選ぶ時は残業の事とか気をつけてね~
という先輩方の話を反面教師とし、「自分はそういった残業だらけの職場では働かないぞ」と意気込んで決めた保育園でした。
しかし…その保育園はまさかの地雷求人だったのです。
全然思ったのと違った職場環境
後悔1.通勤時間が全然違う
結婚で引っ越してきたばかりで土地勘が無かったこともありますが。。
保育園の面接を別の場所でしていたので、内定後初めて自分が働く保育園を訪れた私。
びっくりしました。
学校の就職課や園長の話では「あなたの家からは30分だね」
と聞かされていたのですが..実際は2倍の60分かかってしまったのです。
駅から職場までがすごい坂だかけだったんです。(直線距離で計算していたんでしょうね..)
入園前に一度下見にくるべきだったと後悔したことを覚えています…。
後悔2. 持ち帰りの仕事が多い
さぁ定時だ帰ろうか、という時のお約束があります。
先輩たちが持ち帰りの仕事をどうするか、話し合いが始まるのです。
「だれが何の仕事を持ち帰る?」
「10枚ずつ持ち帰ろう。」
「じゃあ私はこっちを..」
こんな話を私の前で話し始めます。
残業は無いけど「持ち帰りの仕事」はあるってこと?
そんなのずるいよ~..
まぁ、きっと鋼のメンタルを持つ人ならば定時で帰れるのでしょうが、
自分も協力しなければいけない雰囲気に負け、私も持ち帰って家で仕事をしました。
しかも、その量は次第に増えていきました。
全ては自分の確認不足、甘さが招いたことです。
この時は本当に「しまった..保育園選びに失敗した..」と後悔しました。
転職活動開始
そんな厳しい労働環境に嫌気がさし、転職活動を開始!
ハローワークのサイトで求人を検索したり、保育業界専門の紹介所(転職エージェント)を使って転職活動スタート。
保育の転職エージェントを活用するメリット
保育の転職・就職活動においては、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」といった気持ちを整理することが重要です。
ご自身の強みや経験を整理すれば自然と「どこに向かって動けばよいのか」見えてきます。
ただ、自分を客観的に分析したり、気持ちを言葉に変えるのは難しいですよね?
そんなときに役立つのが保育の転職活動を補助するエージェントです。
面接の対策までサポートしてくれるエージェントを選ぼう
面接で「言いたいことを言えなかった」という経験を、多くの就活者が経験します。
言わなくてもよい言葉を言ってしまい、どんどんポイントを下げてしまうケースもあります。
これを自分一人で改善するのは時間がかかるため、面接に苦手意識のある方は面接サポート(対策)までしてくれるエージェントを頼りましょう。
「長所、短所は何ですか?」「なぜ今の会社を出るんですか?」という質問に対する答えを、戦略を立て、自身の気持ちも乗る話の内容で作り込む事ができるようになるはずです。
モチベーションのコントロール
一人で転職活動をすると、結果がうまくいかないと自分で抱え込んでしまうことが多いです。
元気ややる気がなくなったり、誰かに励ましの言葉をかけてもらえなかったりすると、立ち上がれない人もいます。
こういう人に対しては、愚痴を聞いてくれる人がそばにいると良いですね。
諦めそうになったときにする励ましの言葉を掛けてくれたり、調子に乗ってしまっていて足元が見えていないときは、厳しく言ってくれる人がいれば理想的です。
目標に向かって一緒に走る仲間を作ったり、親身になって就活相談に乗ってくれる保育のエージェントを利用するのは良い選択だと思います。
特にエージェントの担当者さんは親身に自分の悩みや希望を聞き、保育専門のサービスならではのアドバイスをしていただけました。
力を貸してください~..
転職のプロにお任せください。
- 待遇(給料・休日・手当)
- 勤務地(通勤時間)
- 残業の有無
- 残業手当の有無
- 各種補助制度の有無
- 求人の倍率
などなど..
これでもか!というほど色々な条件を検討して転職活動を進めました。
そしてたどり着いたのが、現職場である東京の保育園でした。
ささき
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
転職先を決めたポイント
転職先を決めたポイントですが、何よりも自分の求める条件にマッチしていたことが大きかったです。
そして、実際に見学をして納得できたことも決め手となりました。
- 通勤時間1時間以内
- 持ち帰り業務なし
- 保育士同士の仲が良い
- 離職率低め(平均年齢が参考になります)
- お給料よし
これらの条件を兼ね備えた保育園を見つけるのは根気がいる作業でしたよ..笑
書類選考・面接はエージェントさんのアドバイスのおかげもあってスムーズに進み、無事内定をいただくことができ、就活終了となりました。
保育の面接での「長所・短所」の伝え方
面接を受ける時に、長所と短所をどうしようかと迷う人もいると思います。
今回は、面接で落とされない「長所と短所の効果的な伝え方」についてお話します。
面接が近づいている人は、参考にしてください。
短所が一番大事!
短所をどう伝えるかが一番大事です。
伝えたいことが同じだとしても、言葉選びや表現方法を誤ってしまうと、マイナスな印象を与えてしまいます。
1つの短所が原因でお見送りになるケースもありますので、気を付けなければなりません。
また、長所よりも短所の方が印象に残ってしまった場合、その短所が気になってマイナスなことばかり目についたり耳についたりする可能性がありますので、気を付けましょう。
短所を聞かれた時、どう答えたら良い?
短所を答える際には「相手に良い受け取り方をしてもらえるようにする」ことを意識すると良いです。
言葉選びや表現方法を工夫することが大事です。
言葉選びの注意点
言わなくても良いキーワードは、言わないようにしましょう。
例えば...
- 「気が短い」「キレやすい」などのキーワードは、相手に怖い印象を与えてしまいます。
- 「(保育の転職回数が多い人が)飽き性だ」というキーワードを使うと、継続性がないのではないかと思わせてしまいます。
- 「人見知り」というキーワードは使い方によっては、社内の人間関係がうまくいかないのではないかな…という印象を与えてしまうかもしれません。
相手に、マイナスな印象を与えてしまう言葉は選ばず、いくつか項目を出し、よく考えて短所を選ぶようにしましょう。
長所・短所 それぞれの伝え方
長所の効果的な伝え方
長所に関しては、今回の仕事に合っているなと思ってもらうことです。
長所はプラス要素に繋がることなので、長所が原因で落とされたり、マイナスな印象を与えてしまうということはありません。
ただ、今回の保育の仕事で求める人物像とリンクするような長所であれば、評価としてもその長所は「今回の仕事に合っているな」という印象を与えることができるでしょう。
短所の効果的な伝え方
- エピソードをしっかりカバーしきれる言葉なのか
- 相手がそれを聞いた時に、どう感じるのか(マイナス要素が強すぎたら言わない方が良い)
このことを考えながら、短所を選んでいきましょう。
面接の時点で園長先生も立会い、私の労働条件を聞き入れてくた事も安心材料となりました。
入園後も変わらずフォローしてくれています
園長
●●さんは持ち帰りの仕事ができないので、何かあるときには労働時間内でお願いするように!
と、先生たちにはっきりと伝えてくださったため、とても働きやすかったです。
もちろん、私も他の先生たちの負担が減るように頑張っています。
自然とそういったプラスのモチベーションが湧いてくる、とても良い職場環境だと思います。
持ち帰りの仕事もなく、その分プライベートも楽しめるので、「転職してよかった!」とつくづく思いました。
さいごに~これから転職される方へ~
毎日仕事に追われ一生懸命働いていると、それだけで精いっぱいになってしまい
「保育士なんて辛いだけだ!こんな仕事辞めたい。」
と絶望感に支配されてしまうこともあります。
しかし、忘れないでください。
あなたが働いている保育園が、保育業界の全てを表しているわけではない、ということを。
同じ保育士として働くにしても、いろいろな環境があるということを。
今の職場より、もっと充実して働ける形態や職場はきっとあります。
もし、今の職場に不満があるのなら、ハローワークやエージェントに登録するなど、いくつかの求人媒体を試してみてください。
どんなタイミングであっても、一歩踏み出せば、そこから負のスパイラルから抜け出せます。
みなさまの保育士ライフが、これからもっと最高のものになりますことを祈っています。
保育の求人媒体の種類について
たくさんある求人媒体のそれぞれの特徴をざっくりとまとめてみました。
総合求人サイト |
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保育の転職エージェント |
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求人誌・求人チラシ |
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転職イベント |
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ハローワーク |
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(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)
管理人のおすすめは保育の転職エージェントです。
同業種の転職にも、他業種をチャレンジする場合にも気軽に活用でき、利用料金も無料です。
さらに、ハローワークでは出会えない「非公開求人」を取り扱っている保育のエージェントを活用すれば、転職できる企業の幅が大きく広がります。
これと「総合求人サイト」を組み合わせるのもおすすめ。いずれもウェブ上で効率よく転職活動を進めることが可能なので、相性が良いです。
色々な保育施設
保育業界には多様な保育施設があり、それぞれに特徴や受け入れ条件、運営母体の違いがあります。
代表的な施設としては、以下のようなものがあります。
- 認定こども園
- 幼稚園
- 家庭的保育事業
- 小規模保育事業
- 居宅訪問型保育事業
- 事業所内保育事業
- 放課後児童健全育成事業
- 一時預かり事業
- 小規模住居型児童養育事業
- 障害児通所支援事業
- 一時保護施設
認可保育園:国の保育所設置基準を見たした保育施設
認可外保育園:補助金を受けていない保育施設
他にもまだまだあります。
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