残念な家族経営の保育園に就職した辛い体験談。保育士の後悔
残念な保育園に入った私が転職するまで
読者様から寄せられた保育の体験談記事を掲載しています。
私の以前勤めていた「ブラック保育園」の実態と、そこからの転職エピソードを書いてみたいと思います。
ブラック保育園では、特殊な独自ルールやパワハラに振り回される日々でした..。
同じように苦しい体験をしている保育士さんや、
怖いもの見たさで保育業界のリアルを知りたい方はぜひご覧ください!
もくじ
家族経営の保育園に入所した
私が新卒で入所した保育園は「家族経営の保育園」でした。
園長から副園長~学年主任に至るまで家族で構成されているような、ファミリー感あふれる幼稚園でした笑。
中でも園長は絶対的な権力者として君臨しており、園長に逆らうことができる人は誰もいない状態でした。
特殊なルールが当たり前!?
その保育園では「特殊なルール」や「理不尽な契約」が当たり前のようにまかり通っていました。
例えばこんなルールがありました↓
- パート保育士(資格者)は連絡ノートを見てはならない。
- 会議の内容を教えてはならない。
普通の保育園には無いルールですよね?
保育士同士ですら情報共有を出来ない保育園でした。
思うに、非常に閉鎖的で上層部の考えが不透明というのは、ブラック保育園の特徴の1つなのかもしれません。
有給休暇が取れない
そして、ブラック企業のお約束「有給休暇無し」も当たり前。
もし仮に有給休暇の要求をしようものなら..
園長
そんなことを言ったのはあなただけだ。
国の決まりより園での規定が一番だ!
…と、なんとも理解しがたいこの返答が返ってきます。
取りつく島もない…。
法律上有給休暇を取得することは労働者の権利なのですが、それをパワーでブロックしている感じですね。
恐怖の感染症事件
理解しがたい行動は他にもありました。
感染性胃腸炎が園内で大流行した時も、偉大なる園長様は好きな親の子どもだけ「症状があっても登園可」としたのです!
一方、自分が苦手な親又は嫌いな親の子どもは登園不可とする、差別的な対応。
そして、この身勝手な行動が職員を窮地に追い込みます。
なんと、症状がある子も受け入れた結果、園内でどんどん感染が広がっていったのです震(当然ですけど..)
結果…職員の9割が感染性胃腸炎にかかるという異常事態にまで発展しました!
そんな時でも流石は園長様。
人で不足なため、体調不良でも休める日数は1日だけと定められました。
今思えば完全にパワハラですよねコレ…。
洗面器を脇に置いて保育をする先生まで居ました…。
家族経営の保育園から転職しました
- 横暴な園長にイライラ
- 保育士として5年目を迎える節目
- いろいろ限界
そんなこんなで、思い切って保育園を辞めることを決意しました。
転職に際しては、以下のようなポイントを抑えて次なる保育施設を探しました。
- 雇用形態がしっかりしている
- 有給休暇が取れる
- 社会福祉法人
特に、過去の失敗を踏まえて個人の経営ではなく「大きな社会福祉法人」であることにはこだわって転職活動を行いました。
※全ての「家族経営の保育園」が悪いわけではないことを強調しておきます
保育業界に特化した転職エージェントも利用したので、効率よく転職活動を進めることができたのだと思います。
ハローワークと併せて、こういった無料サービスは利用した方が良いと思います。
保育の求人媒体の種類について
たくさんある求人媒体のそれぞれの特徴をざっくりとまとめてみました。
総合求人サイト |
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保育の転職エージェント |
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求人誌・求人チラシ |
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転職イベント |
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ハローワーク |
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(参考:森本 千賀子「マンガでわかる 成功する転職」)
管理人のおすすめは保育の転職エージェントです。
同業種の転職にも、他業種をチャレンジする場合にも気軽に活用でき、利用料金も無料です。
さらに、ハローワークでは出会えない「非公開求人」を取り扱っている保育のエージェントを活用すれば、転職できる企業の幅が大きく広がります。
これと「総合求人サイト」を組み合わせるのもおすすめ。いずれもウェブ上で効率よく転職活動を進めることが可能なので、相性が良いです。
その執念のおかげか、5年以上のキャリアが評価されたのかは分かりませんが…
とにかく次の施設はすぐに見つかりました。
早めに次が見つかってよかった~!
正直、拍子抜けするほどサクッと転職できてしまいました。
やはり転職前にしっかりポイントを絞っておいたのが良かったのだと、今なら思います。
これは重要なポイントだと思いますよ。
ささき
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
転職後に感じたギャップ
大元がちゃんとした大きな福祉の会社に転職した私。
それからしばらくは、前施設とのギャップに驚くばかりでした。
転職先の保育施設の待遇の一例↓
- 有給休暇あり
- 夏季休暇あり
- 保育士同士の情報交換自由
病児に対する対応も万全。
感染症などが発生した場合でも、しっかりとしたマニュアルがあるため安心感が違います。
人によってルールが全然違う…という前職の苦労を再びすることはないでしょう。
今ではとてものびのびと自分のしたい保育に集中でき、仲間の保育士と話し合いながら楽しい保育が出来ています。
「求人情報」という約束事をしっかり守ってくれる会社なのかどうかを検討しましょう。
個人的には、多少お給料に不満があっても、ある程度規模の大きい企業が運営する保育施設の方が安心して就職できると思いますよ。
↓色々な施設を検討しましょう↓
色々な保育施設
保育業界には多様な保育施設があり、それぞれに特徴や受け入れ条件、運営母体の違いがあります。
代表的な施設としては、以下のようなものがあります。
- 認定こども園
- 幼稚園
- 家庭的保育事業
- 小規模保育事業
- 居宅訪問型保育事業
- 事業所内保育事業
- 放課後児童健全育成事業
- 一時預かり事業
- 小規模住居型児童養育事業
- 障害児通所支援事業
- 一時保護施設
認可保育園:国の保育所設置基準を見たした保育施設
認可外保育園:補助金を受けていない保育施設
他にもまだまだあります。
さいごに~これから転職される方へ~
今思えば、もっと早く転職活動を始めていれば…と後悔することもあります。
しかし、経験したことは無駄ではないのでしっかりと今の職場に生かしていこうと思います。
何度も、何度も「自分は保育士に向いていないんじゃないか」と悩みましたし、
「保育士を辞めて違う職に付けるか?」
という不安もあったため、転職に踏み込む前にはかなり悩みました。
しかし今の保育園と出会い、保育士ってやっぱり素敵な仕事だなと心から思えるようになりました
現在の保育園が合っていない、特殊ルールに振り回されている…という人は、ぜひ積極的に転職活動を行ってみることをおすすめします!
転職にはハロワとエージェントを活用しよう
また、転職する際はハローワークだけでなく、保育業界に特化した転職エージェントも活用してみましょう。
基本が「ハローワーク」、そして非公開求人や具体的なサポートは「転職エージェント」という具合に使い分けるとスマートです。
私はこの転職方法でうまくいきました。
今回は以上です。
みなさんの保育士ライフがますます素敵になることを祈っています。
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